「南葛SCチケット」購入はコチラ

NEWS ニュース

[南葛SCとともに戦うパートナー企業の過去・現在・未来]“楽しい・面白い・温かい・近い”を追求しながら/株式会社ジェイアール東日本都市開発 ビーンズ亀有 所長・高橋一利さん、チーフマネージャー・鬼澤成和さん、地域連携担当・渡部俊之さん

2026/6/17 17:04

南葛SCのパートナーとして、チームとともに戦ってくれている企業をピックアップ。今回は、2024シーズンからパートナー契約を締結している株式会社ジェイアール東日本都市開発を紹介します。同社は、JR常磐線・亀有駅(東京都葛飾区)に直結するショッピングセンター「ビーンズ亀有」を運営。まもなく開業30周年を迎えるビーンズ亀有のこれまでの歩みとともに、現在の取り組みや今後の展望について、営業担当の奥原零偉(FW 22)も同席の上、所長の高橋一利さん、チーフマネージャーの鬼澤成和さん、地域連携を担当する渡部俊之さんに話を聞きました。

写真=野口岳彦

“対面販売”が生み出す大きなエネルギー

「葛飾区からJリーグへ がんばれ南葛SC」

正面玄関から館内に入ってすぐのところにある壁面には、このようなフレーズが大きく掲げられている。まるで“南葛SCのフォトスポット”とも言えるそのスペースは、クラブのエンブレム、特大サイズのポスター、『キャプテン翼』の主人公・大空翼のイラストによって構成されており、水色の壁の一角には下記のメッセージも記されている。

「ビーンズ亀有は南葛SCを応援しています!!」

「ビーンズ亀有」とは、“株式会社ジェイアール東日本都市開発”が運営しているJR常磐線・亀有駅直結のショッピングセンターである。同社と南葛SCは、2024年夏にパートナー契約を締結。その協力関係は、今年で3シーズン目を迎えた。

“フォトスポット”を左手にしながら、館内中央に目を向けてみる。十数メートル歩くと、徐々に話し声や笑い声が耳に届いてくる。さらに歩みを進め、「かめあり生鮮市場」に足を踏み入れる。そこでは、人と人とのコミュニケーションが元気と活気を生み、大きなエネルギーを創出して賑わっていた。

ビーンズ亀有の高橋一利所長は、この前向きな空気感が醸し出される理由について、“対面販売”をポイントの一つに挙げる。

所長 高橋一利さん

「一般的なスーパーは、肉、魚、野菜をはじめ、お客様自身が買いたい商品を売り場で手に取り、最後にレジでお金を払うという流れが多いのではないかと思います。一方で、ビーンズ亀有の店舗は基本的に“対面販売”。例えば肉がほしい場合、お客様から店員に『何グラムお願いします』と言葉を投げ掛ける。そこで会話が生まれるんですよね。購入商品の調理の仕方や保存方法などについてはもちろん、それ以外の分野に話が広がっていくこともある。“葛飾・亀有”という地域は年配のお客様が多いこともあり、会話のテーマが実に多岐に渡るんです」

購入者であるお客さんの存在はもちろん、販売者であるショップスタッフも重要な存在だ。高橋所長はこう続ける。

「各ショップの店長さんにも恵まれていると感じます。“話し好きな店長さん”がたくさん集まっているので、ちょっと“元気がよすぎる”と感じる時もあるのですが(笑)、本当に気さくで明るい店長さんたちがいてくれるおかげで、ビーンズ亀有の館内は笑顔が絶えません」

ジェイアール東日本都市開発は、“駅”という立地特性を最大限に活用しながら、東京近郊のJRの20駅でショッピングセンターを展開している。ビーンズ亀有の他にも、新小岩駅などにあるシャポーや赤羽駅のエキュートもその一つだ。50ショップ、100ショップを構えるショッピングセンターもある中、ビーンズ亀有は合計30ショップで構成されている。チーフマネージャーの鬼澤成和さんが言う。

チーフマネージャー 鬼澤成和さん

「“30”という数は、それぞれのショップにしっかりと目を配るという点で、ちょうどいい数なのではないかと感じます。ビーンズ亀有は5分程度あれば端から端まで歩くことができますから、ショップに用事がある時、ない時に関わらず、できる限り館内に足を運ぶことを心がけています。各ショップの売り上げを、そしてビーンズ亀有全体の売り上げを高めていくにはどうしたらいいか。常日ごろから店長さんのもとを訪れ、コミュニケーションを取っています」

各ショップの店長を集め、定期的に会議も開催している。鬼澤チーフマネージャーは「ショッピングセンターなので、やはり全体的なルールや目標は定めさせてもらっています」と話しつつ、その上で大切にしていることがあると教えてくれた。

「統一性を保つためのやり方は設けますが、だからと言って『こうしてください』『こうしなさい』というアプローチは極力しないようにしています。むしろ、各ショップの個性を思い切って表現してもらいたい。それがお客さんに伝わる回数が多ければ多いほど、他のスーパーとの差別化にもつながりますし、結果的にその積み重ねがビーンズ亀有の個性になっていくと思うんです」

2026年11月に30周年を迎えるビーンズ亀有

南葛SCの風間八宏監督が、サンフレッチェ広島を退団して古巣のレムシャイト(ドイツ)へ再加入し、当時浦和レッズの一員だった岡野雅行事業本部長が、Jリーグベストイレブンに選出された1996年。ビーンズ亀有は「アルカード亀有」として誕生し、今年11月に30周年という節目の時を迎える。開業以来、ショッピングセンターとしてそのターゲットは明確だった。高橋所長がこう振り返る。

「駅に直結しており、自然と人が行き来するところでお店をやらせてもらっているわけですから、立地としては申し分ないですよね。亀有駅の乗降客、JR常磐線を利用している方々をいかにお客様として取り込むことができるか。それが我々の売り上げに結びつきます」

ジェイアール東日本都市開発の公式サイトには、「各沿線や地域のニーズをしっかりと汲みとった店舗構成で、地域のお客さまとテナント、双方にメリットを創出しています」という一文がある。“葛飾・亀有”の地域性について、ビーンズ亀有内で“地域連携”を担当する渡部俊之さんは、「下町情緒あふれる、温かい街というイメージがあります」とほほ笑む。高橋所長も笑顔でこう続く。

「ショップの店長に、わざわざプレゼントを持ってきてくれる馴染みのお客様もいるんです。何をいただいたのかと聞いてみると、お客様自身が漬け込んだ“野菜”だと。“葛飾・亀有”の雰囲気や人々の温かさを物語る素敵なエピソードですよね。長年培ってきた店長とお客様のコミュニケーションが、今ではこのような仲のよさや距離の近さにつながっている。この関係性があるからこそ、『面白いからまたお店に行こう』『また店長に会いに行こう』と、お客様はビーンズ亀有に足を運ぶことを楽しみにしてくれているのではないかと思います」

次の30年に向けて、ビーンズ亀有の運営方針にはあるアップデートが施されているという。当然ながら、これまでの歩みの中で得られたものは大切にしていくし、これからも心を込めたお客さんとのコミュニケーションはしっかり続けていく。それらと並行して、この先はビーンズ亀有を運営するスタッフの一人ひとりが、視野をより広げることで今までは見えなかった世界にも目を向けていこうとしているのだ。高橋所長が言う。

「ビーンズ亀有はショッピングセンターです。そのため、『買い物をする場所』という捉え方が一般的だと思います。それが現在、我が社の中では『買い物をする“だけ”の場所ではなく、立地を生かしながら“駅前の賑わい”を作っていこう』と考えているんです。亀有駅周辺をより盛り上げ、最終的には葛飾全体にその活気を波及させていきたい。ビーンズ亀有として、そのような役割を担っていくことを目指しています」

高橋所長は、「自分がこのような考え方になるとは思ってもいませんでした」と苦笑いしながら、実直な思いを口にした。

「これまではずっと、ビーンズ亀有の“中”のことしか見ていなかったんです。各ショップの販売状況を気にすることがほとんどでしたし、どうすれば売り上げをアップさせられるのかということをいつも考えていた。しかし今では、“外”にも視線を向けられるようになり、自分自身、本当に変わったと実感しています。会社の方針に賛同し、地域の方々を巻き込みながら葛飾全体をもっと盛り上げていこうという思考回路にシフトしたんです。数年前までは、自分がこのような考え方になるとは思ってもいませんでした(苦笑)」

似ている部分が多いビーンズ亀有と南葛SC

「まだまだ始めたばかりなのですが」と前置きしながら、ビーンズ亀有のこれからの取り組みについて、渡部さんは“地域との連携・密着”をポイントに挙げる。

地域連携担当 渡部俊之さん

「今までは、館内の空き区画を利用して、自分たちでちょっとしたイベントをやっていた程度でした。一方で、昨年の夏には東京理科大学 葛飾キャンパスの学生さんに来てもらい、子どもたち向けのワークショップ、空気砲工作教室を実施してもらったんです。これからは、さまざまな団体との関係性や協力体制を構築していくためにも、我々自身が視野を広げ、もっと“外”に出て行こうと。ほぼゼロの状態から始めた地域連携活動なので、待っているだけでは誰にも来ていただけない。それならば、自分たちが率先してイベントに参加して、少しずつでも地域との連携や密着を図りながら、地域で暮らす皆様との結びつきを深めていければと考えています」

2025年10月には、亀有リリオパークで開催された「オータムライブイン亀有」にブースを出店。ビーンズ亀有と南葛SCは真横にブースを構え、ともに地域の祭りを盛り上げた。また2026年1月には、東京海上日動火災保険株式会社 東東京支店と南葛SCが主催した「清走中 葛飾編」に協賛として参画。亀有公園周辺が舞台となった、ゲーム感覚ゴミ拾いイベントの開催を後押ししている。高橋所長が説明する。

「『オータムライブイン亀有』への参加は、昨年が初めてだったんです。正直なところ、それまでは『亀有駅周辺でお祭りをやっているのか?』と、他人ごとのような感覚でした。それが前回は、一歩進んでブースを出させてもらった。『清走中』への協賛も同様なのですが、お祭やイベントに参加することで我々も地域に溶け込み、亀有にもっと人を集められるような素地を作っていきたい。その意味では、南葛SCさんという力強いパートナーがいてくれますから、お互いに協力し合って、楽しいこと、面白いことに取り組んでいきたいと思っています」

2026年から、ジェイアール東日本都市開発の担当を務めているのが奥原零偉だ。高橋所長らの言葉に終始うなずきながら、ビーンズ亀有が掲げる方針に共感を示した。

FW22 奥原零偉

「ビーンズ亀有と南葛SCには似ている部分がとても多いと感じました。例えば、“お客さんとの距離の近さを大事にする姿勢”や、“地域を盛り上げたいという強い思い”。僕らも南葛SCの選手として、そして社員として活動する中、ファン・サポーターの皆さんやパートナー企業の方々との距離の近さを大切にし、それを強みの一つにしています。また、南葛SCは試合の結果だけを追い求めているのではなく、ピッチ内外での取り組みを通して地域を盛り上げ、地域の皆さんとともにJFL(日本フットボールリーグ)昇格、さらにはJリーグ参入という目標を果たしていきたいと考えています。今日、いろいろなお話を聞かせてもらってより親近感が湧いてきたので、ぜひこれからもビーンズ亀有と一緒に地域を盛り上げていきたいですし、お互いに協力し合って、それぞれが目指す未来へと進んでいけたらと思いました」

南葛SCのホームゲームイベントや地域活動は、プロモーション部部長の天野春果が先導している。天野は常々、南葛SCの選手やスタッフに対して「地域スポーツクラブの発展には、『楽しい・面白い・温かい・近い』を生み出す仕掛けが必要だ」と、集客施策を考える際のポイントを説く。

“中”だけでなく“外”にも視野を広げて、「亀有駅周辺をより盛り上げ、最終的には葛飾全体にその活気を波及させる」という目標を掲げるビーンズ亀有にとっても、天野が南葛SCに定着させつつあるこのノウハウには共感できる部分が多いのではないだろうか。高橋所長も奥原も、「お互いに協力し合って」と話したとおり、この先も「楽しい・面白い・温かい・近い」を共通のテーマとして追求しながら、ともに地域のために一歩一歩前に進んで行こう。

施設紹介

[施設名]ビーンズ亀有
[住所]〒125-0061 東京都葛飾区亀有3-25-1
[電話]03-5682-3251
[ホームページ]https://beans.jrtk.jp/kameari/
[アクセス]
・電車=常磐線「亀有駅」改札出てすぐ
・バイク=バイク駐車場(24時間営業)/2時間まで無料、その後2時間ごとに240円。大型2台・小型5台。
・自転車=駐輪場(24時間営業)/第1駐輪場:2時間無料、以降4時間ごとに130円。第2駐輪場:2時間無料、以降1時間ごとに130円。
[営業時間]
・ショッピング=平日・土曜日 10:00~21:00/日曜日・祝日 10:00~20:30
・レストラン=平日・土日祝 11:00~22:00
※一部ショップは営業時間が異なります。詳しくは各ショップにお問い合わせください。
[休館日]元日