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南葛SCパートナー締結への想い/株式会社ミライズワークス 宇治部英明社長

2023/9/13 09:41

株式会社ミライズワークス様
宇治部英明社長インタビュー

【南葛SCとミライズワークスの出会い】

かつて僕は、Jリーグ・ガンバ大阪のアカデミー(育成組織)でコーチを務めていました。教え子の中には、現在、南葛SCU-13を指導している安田晃大コーチがいます。安田さんは元Jリーガーで、2018年から2022年までは南葛SCでもプレーしていました。

 Jリーグ昇格を目指して頑張っている彼を応援できればと、ミライズワークスは安田さんの選手個別パートナー[注]になったんです。

[※注]南葛SC2020年に導入した「選手個別パートナー(個人スポンサー)」という施策。選手それぞれが応援してくれる企業や個人と契約を結び、自身のトレーニングウェアに企業のロゴや個人の名前を掲出。パートナー料から経費(ウェア代)を除いた金額すべてが選手の収入となる。

安田さんを応援するようになって、南葛SCは身近な存在になりました。だから次はクラブ全体をサポートしようと、南葛SC2022年に出場した全国社会人サッカー選手権大会の「応援パートナー」になりました。

 そして2023年には、新しいパートナーシップとして「ユニフォームパートナー」の契約を締結しました。そのため、南葛SCのユニフォームにはミライズワークスのロゴが掲出されているんです。

【南葛SCとパートナー契約を締結した経緯】

 南葛SCの岩本義弘GMとの会話の中で、印象的なことがありました。それは、「サッカークラブとして本気でJリーグ参入を目指し、将来的にアジアや世界に羽ばたいていく」という強い思いです。ミライズワークスも、少しでも高いレベルを目指していきたいと思っています。だから南葛SCの目標に共感できましたし、すごく応援しがいのあるクラブだと感じました。

 また、南葛SCは自社での取り組みに加えて、他社との協力によってさまざまな分野にトライしています。その上昇志向は見習いたいですし、南葛SCと一緒に歩みながら僕らも多くのことを学んでいきたいと考えました。

【オフィスづくりを担う会社が、サッカークラブをサポートする理由】

 スポーツを通じて得られる感動や興奮は、一般的なビジネスシーンではなかなか味わうことができません。もちろん日々の仕事の中でも、新しい案件を受注した時やプロジェクトを成功させられた時などには大きな喜びが感じられます。ただ、「ゴールが決まった!」「大事な試合で勝った!」と全身でガッツポーズしたり、仲間と抱き合って歓喜するような機会は決して多くないでしょう。

 このスポーツがもたらす感動や興奮には莫大なエネルギーがあって、見ている人や応援している人に大きな活力を与えてくれます。南葛SCとともに歩むことで、僕はその活力を社内に還元していきたいし、社員のみんなと分かち合いたいと思っています。それをビジネスとうまく融合することができれば、ミライズワークスとしてより成長していけるに違いありません。この点も、僕が南葛SCのパートナーになろうと考えた理由の一つです。

【パートナー契約を締結して得られたもの】

 2023シーズンの開幕前、南葛SCのキックオフパーティーに社員数名と出席しました。パーティーにはほぼ全選手が参加していて、話をさせてもらったり、サインや写真撮影にも応じてもらいました。さらにパーティー中には、『キャプテン翼』の原作者であり、南葛SCのオーナー兼代表を務める高橋陽一先生にもお会いすることができました。その場で、ミライズワークスのロゴが入っているユニフォームに大空翼のイラストを描いてくださったことは、僕らにとって何よりも大きなサプライズでしたね(笑)。

 個人的には、社員のみんなの楽しそうな姿が印象的でした。普段とは異なる環境に一緒に足を運び、一人ひとりの笑顔を見た時には、「南葛SCのパートナーになってよかったな」と心から思いましたね。今度は別の社員たちと一緒に行きたいと思うし、ああいう機会を定期的に開催してもらえると、選手やスタッフの皆さんとリアルなコミュニケーションが取ることができ、より充実感を味わえるような気がします。

 そこでは、南葛SCを応援するパートナー同士の交流も期待できそうです。ビジネスマッチングやコミュニティの拡大など、さまざまな可能性が秘められていると感じています。

【パートナー契約締結後の変化】

 ミライズワークスには、以前からサッカーが好きだった者もいれば、「南葛SC? 『キャプテン翼』なら知っているけれど……」と、あまりサッカーに興味のない者もいました。そんな社員たちと一緒に、2023シーズンの南葛SCの開幕戦を見に行ったんです。全員が「楽しかった!」と喜んでくれたうえ、翌日以降にはいろいろな変化がありました。それまではサッカーに興味のなかった社員が、南葛SCを応援するために個人的に試合会場へ行くようになったり、気がつけば社内に『キャプテン翼』のコミックが全巻そろっていたり(笑)。じわじわとサッカー熱が高まりつつあるんです。

 2022年の全国社会人サッカー選手権大会のハイライト映像には、「南葛SC応援パートナー」として、ミライズワークスのロゴが掲出されました。当時、僕らのほうから社外に向けて特にアピールはしませんでしたが、画面上のロゴに気づいた取引先の方からは、「なんでミライズワークスのロゴが出ているの!?」と連絡がありました。また今シーズンは、南葛SCのホームゲームに取引先の方々をお連れすることもあります。社内の変化はもちろん、南葛SCをキーワードに、取引先とのつながりも強固になっている印象がありますね。

【南葛SCとともに取り組んでいること】

 ミライズワークスの課題の一つに、情報発信力の強化があります。これまではリピートオーダーやお客様同士の紹介などをきっかけに、事業規模を少しずつ拡大してきました。ありがたいことに、ミライズワークスを認知してくれているお客様からは、繰り返しお声がけいただけるケースが多いんです。

 一方で、会社としての認知度はまだまだ高くないですし、「どういう会社なの?」「どんな分野が得意なの?」と思うお客様もたくさんいらっしゃいます。そういった方々にも僕らのほうからしっかりアプローチして、将来的にいい関係性を構築していくことで、ミライズワークスとしてより大きく発展していけると考えています。

 そこで、情報発信力を強みの一つにしている南葛SCに相談し、マーケティング部の方々からSNSのノウハウや効果的な活用方法についてレクチャーしてもらっています。今では、PRチームがミライズワークスの情報を頻繁に発信してくれているので、今後どのような成果が出てくるのかとても楽しみにしています。

【南葛SCへのメッセージ】

 これからも立ち止まることなく、さまざまな取り組みにチャレンジしていってほしいですね。南葛SCの活動を通して、僕らには学べることがたくさんありますから。「トークン発行型のクラウドファンディング」「パートナーとクラブをつなぐコミュニティサイト」「選手個別パートナー制度」をはじめ、各施策を導入した経緯や具体的な運営方法をじっくり学んでみたいと思っています。

 僕だけでなく、南葛SCの取り組みに興味を持つ企業はかなりの数に上るでしょう。異業種の仕組みや手法を、自社のビジネスシーンに導入したいと考える経営者はたくさんいますからね。だからこそ、南葛SCにはこれまで同様に新しいことをどんどん取り入れて、情報を発信していってもらいたい。

 そして一サッカーファンからのお願いとしては、南葛SCの試合を見ながら、クラブに関わるすべての方々と、そしてミライズワークスの社員のみんなと、たくさんの感動や興奮を共有したいと思っています。ぜひこれからも、目標達成に向けて全力で戦い続けていってください。

【南葛SC ゼネラルマネージャー 岩本義弘のコメント】

 ミライズワークスの宇治部代表はガンバ大阪のアカデミーでコーチ経験があり、その時の縁で昨シーズンまで選手として南葛SCでプレーし、2023年よりスクールコーチとして活躍してくれている安田晃大の選手個別パートナー(個人スポンサー)を務めてもらっていましたが、今シーズンから南葛SC全体を応援いただいています。

 宇治部代表はもちろん、ミライズワークスさんの社員の皆さんも試合に観戦に来ていただいたり、SNSでも南葛SCについて発信して盛り上げてくださっていて、本当にありがたく思っています。ミライズワークスさんは2010年に創業後、たった十年余で一気に成長してきた企業です。「想像以上の感動を」というミライズワークスの企業理念と同様に、パートナーシップを通じてわれわれも南葛SCに関わる皆様に「想像以上の感動を」与えられるクラブに成長していきたいと思います。

・企業名    株式会社ミライズワークス
・住 所    Tokyo Office
        〒151-0051 東京都渋谷区千駄ヶ谷 5-21-12 S-FRONT代々木4F
        Osaka Office
        〒541-0048 大阪府大阪市中央区瓦町 2-3-10 瓦町中央ビル2F
・業務内容   オフィス移転PM・オフィス設計デザイン・店舗設計デザイン
        オフィス家具・インテリア販売/内装工事/通信工事
・代表取締役 宇治部英明 
・URL    https://www.miraiz-works.co.jp/