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GAME RESULT 試合結果

第57回関東リーグ1部 前期5節
vs ジョイフル本田つくばFC

05/14 SUN. 16:00 KICK OFF

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葛飾区奥戸総合スポーツセンター陸上競技場

11

90+2分 楠神順平 0 前半 1 38分 河島雪大
1 後半 0

 高木健旨監督は、前期4節の栃木シティフットボールクラブ戦に続き、この日も4-4-2のシステムを採用。中盤と前線には前節と同じメンバーを起用し、後方のポジションでは3選手を入れ替えた。三原向平とセンターバックでコンビを組む加藤威吹樹は、今シーズン初先発となった。
 
 南葛SCのファーストシュートは7分。三原の丁寧なフィードが、相手ゴール前に走り込む大前元紀のもとへ届く。DF2人に挟まれながらも、背番号88はワンタッチでボールをコントロールし、そのまま右足のアウトサイドでゴールを狙った。
 
 その後、左サイドでは野村海がキレのあるドリブルで存在感を発揮。中央では、大前と河本明人の2トップが頻繁にポジションを変え、最終ラインからボールを引き出そうと試みる。だが、決定機を作り出すには至らず、0-1で前半が終了した。
 
 後半開始にあたり、高木監督は3枚のカードを切る。指揮官の積極的な采配は、すぐにピッチ内に波及。DF陣やボランチの相澤祥太らが、長短織り交ぜた鋭い縦パスを相手陣内深くに差し込んでいく。
 
 また、後半から投入された左MFの楠神順平、左サイドバックの新井博人もチームの攻撃にアクセントを加えた。ポジションは縦関係の2人だが、楠神がやや中央のエリアでボールを受けることで、新井がオーバーラップするスペースを創出。52分には、新井のクロスボールから大前がビッグチャンスを迎えている。
 
 左サイドに感化されるかように、関口訓充と熊川翔の右サイドからの攻撃も徐々に活性。うまさ、強さ、速さというそれぞれの特長を生かしながら、相手守備網を崩しにかかった。
 
 ショートパスやカウンターを起点に、自陣ゴール前まで迫られたピンチのシーンでは、加藤や熊川が体を投げ出して相手の攻撃をブロック。74分に投入され、この試合が南葛SCデビューとなった横須賀郁哉も、攻守にアグレッシブな姿勢を見せた。
 
 後半アディショナルタイム、楠神の今シーズン初ゴールとなる同点弾で1-1とした南葛SC。今節終了時点での順位は6位となり、次節は同じ勝ち点7で並ぶ、5位の東京23FCと敵地で対戦する。終了直前に手にしたこの勝ち点1をより意味のあるものにするため、チームは5月27日の一戦に向けて準備を進めていく。