開幕から3試合連続ドローの後、2連敗で臨んだ今節は、首位に立つTOKYO UNITED FCをホーム奥戸に迎えた。南葛SCは前節から続きGKは寺沢優太、そして伊野波雅彦、田中優毅が今季初スタメンを飾った。

序盤、先発した石井謙伍が前線から仕掛けて、ゴールに迫るものの12分に失点してしまう。CKの流れからボックス内の混戦から打たれたシュートが味方に当たり、軌道が変わってゴールイン。さらに、失点から1分後に裏を抜け出されて追加点を奪われる苦しい展開となる。

駆け付けたファン、サポーターの声援を受けた南葛SC選手たちは、攻撃の手を緩めず、37分にはFW宮澤弘、石井の波状攻撃を見せて巻き返しを図るも、45分に伊野波がペナルティーエリア内で相手を倒してTOKYO UNITED FCにPKが与えられる。このPKを決められて前半だけで3点のビハインドを負う。

52分には高い位置でパスを奪われると、そのままシュートを打たれてダメ押しの4点目を奪われてしまった。このままでは終われない南葛SCは、62分に途中出場の村越健太のシュート、63分にはCKから柳裕元のヘディングでゴールに迫ると、64分に宮澤弘の落としをDF加藤颯人がミドルシュートを突き刺して1点を返す。

その後も果敢に攻める南葛SCだったが、相手の好守に阻まれて試合終了。6月からは、昇格に向けてもう一つのカギとなる全国社会人サッカー選手権大会関東予選が始まる。